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『このような立派な賞を自分が受賞したという実感がまだ沸いてきません。特別なことをしてきたという思いもなく、本当に私がいただいていいのかな、と言うのが今の正直な気持ちです。
私たちの仕事は使う人がいい仕事をされることで初めて評価されます。そういう意味で言えば私は選手に大変恵まれました。また、偉大な選手の皆さんからはたくさんのことを学ばせていただきました。本当に感謝しています。そして、 もう一つ感謝すべきはたくさんの木々です。一流のシェフでも素材があって初めて腕を揮うことが出来るのと同じで、私も大地が育てた木々がなければ何も出来ませんでした。木々がバットになるまでに必要な時間は70年から80年で私がバットに削るのは約20分。木々に感謝の気持ちを抱くのは当然のことですよね。
今は後継者育成が私の最も大切な業務だと思っています。名和民夫を始め現在3人の弟子がおりますが、おかげさまで日に日に成長しているのが目にとれます。私は先輩方から授かった技術を一時的に預かっているだけです。その技術という財産を後輩に返していき、そのまた後輩へ受け継がれていく。そんな理想的な技術の継承を今後の楽しみに仕事に励んでいきたいと思っています。
この度は本当にありがとうございました。 | |
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久保田 五十一(くぼた いそかず
) 昭和18年4月6日生まれ(62歳) 岐阜県出身 昭和34年のミズノ入社後、プロバットの 削り加工作業に専念し現在に至る。 03年11月厚生労働省認定「現代の名工」に認定。 |
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